過去問の解説を見ても、全く分からない
・過去問の解説を読んでも分からない、どうすればいい?
過去問の解説を読んでも全く分からない…大丈夫、心配いりません。
理由と対策をご紹介します。
過去問の本で削ってもよいところ、悪いところ
我が家でお世話になった算数塾の先生は、過去問の解説をしたことがある先生でした。その先生曰く
過去問の本で削れないところは入試問題、削ってもよいところは解説部分です。
入試問題は削ることができないので、問題の中に記載されている図や文字ががぎゅっと詰まっている学校などがあります。
例えば、入試問題に割けるページが10ページなら、そのページ内に国語、算数、理科、社会のすべての問題を入れなければなりません。
解説も割けるページ数が(だいたい)決まっているので、指定されたページ内に収めることが必要になります。
解説部分を見ると、いきなり「この表から〇〇ということが分かります」「この図を見れば~」と説明していることが多いのもそのためです。
その表や図はどこから持ってきた?そして見ても何も分からなんだが?
なんていうことは日常茶飯事というぐらい謎ばかり。
「問題文こんなに長いのに、解説ちょろっとっていうことはないぞ」という疑問がでてきます。
解説を作ったことがある先生は以下のことを言っていました。
- 解説は割けるページ数がだいたい決まっている
- 指定されたページ内に納めなければならない
- 細かく記載することができないので、必要な部分以外は削るしかない
なので、解説は1からすべて解説されているわけではありません。
出版社側からすれば、1ページ解説が増えれば、それだけ印刷コストがかかります。解くために絶対に必要な部分以外を削るのは仕方ないのかもしれません。
解説を見るのはどんな時?
解説を見るときは、子ども自身がが答えにたどりつけなかった時です。
答えがでないにも関わらず「解説を見て解けるようになる」とは考えにくいです。
親が解説を見て理解し、子どもに解説するなどをしないと子どもは理解できません。
子どもが自力で解説を読んで理解するのは「無理」と考えたほうがいいです。
過去問の本の解説は、塾で習うものと違う
過去問の本に掲載されている解説は、この問題を解いた解説者の解き方です。
「たくさんある解き方や考え方の1つ」として考えるほうがいいです。
なので、塾で教えてもらった解き方と違うのは当たり前です。
なぜなら塾によって問題の解き方が異なるので、同じ解き方ならラッキーぐらいに考えたほうがいいです。
対策1:塾の先生に聞く
過去問の解き方が分からないなら、塾の先生に解き方を聞いてください。
解説で書いてある解き方を一から理解し解くのではなく、塾で教えてもらった方法で解けばいいのです。
過去問の解説の通りに解く必要は全くありません。
いろいろな解き方がある中で「どの解き方を信じて解いていくか」を決めておくのがいいですよ。通塾しているなら、その塾の解き方をするのが一度やったことがある方法なのでスッと頭に入る可能性が高いです。どうしてもその方法で理解できないなら、塾の先生に言って別の解き方を教えてもらうのも手です。
対策2:塾以外のところで聞く
分からないところを塾の先生に聞こうとしても、順番待ちや先生が帰ってしまったなどで聞けない場合もあります。(本当に困ります)
次回に聞こうなんて思っていると、忘れますし、聞く気持ちすらなくなり、やる気も無くなります。
その時のために、塾以外のところで解き方を教えてくれる場所を知っていると便利です。
いざというときの最終手段として利用するのもいいかもしれません。
まとめ:過去問の解説を読んで分からなくても気にする必要は無いが、塾の先生に解き方をすぐ聞いて確認する
私も子どもから「過去問の解説を読んでもさっぱり分からない」と言われたとき、正直「は?解き方書いてあるでしょ。分からないってどういうことよ(怒)」と思っていました。
しかし、先生から聞いた話を総合すると「解説を見ても分からないのは仕方ない」と思うようになりました。
ここで分からない解説を数時間も読んで時間を使ってしまうよりも、塾の先生などに解き方を教えてもらうほうが効率的で効果的ですよ。
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