過去問って何年分解くもの?どこまでやればいいの?学校によって違うし、塾でもはっきり言われないことが多いですよね。
この記事では、わが家が実際にどうやって過去問に取り組んだかをもとに、「何年分やるか」をどう決めたかをまとめました。
わが家のやり方が、考え方のひとつとして参考になればうれしいです。
過去問は何年分解けばいい?
中高一貫校の学校説明会では「たくさん解いてきてください」と言われることはあっても、「〇年分解いてください」と年数を指定されたことは一度もありませんでした。
わが家はふだん、1対1の算数塾に通っていて、そこでは「〇年分」といった基準はなく、塾にある過去問はすべて解くという方針でした。
6年生の夏期講習と志望校特訓だけ参加した塾Aでは、「最新の過去問1冊分」と言われただけでした。

「〇年解いて」と言っている人は誰もいませんでした
何年分解くかは学校による
わが家では、個別指導の算数塾に古い年度の過去問が置いてあったので、それをすべて解いていました。
市販の過去問に載っていない年も含まれていたので、結果的に解いた年数は自然と増えていきました。
先生と話していたなかでは「公開されている問題はすべて解く」というのが基本という考え方でした。
学校のホームページを見て、何年度までの問題が載っているかを確認し、その分まではすべて解きました。



公開されているということは、誰でも手に入るということ。ということは、実際に解いてくる子もいる、だからやらない理由はない
その学校に入りたいと思っているなら、公開されている過去問はすべて解いておくべきなのは当然なんですが、実はホームページで公開されている問題まで気が回らないことも多いんですよね。
市販の過去問だけで十分だと思っていたら、実は学校のホームページに過去の問題が過去問週より多く掲載されていた…というのは、意外と盲点だったりします。
誰かに言われて初めて「えっ、そんなところにあるの?」と気づくこともありました。
実際、学校によって過去問の公開状況は全然違います。
女子校である普連土学園中学校では、ホームページに過去10年分の問題と解答が載っていたので、この考えを元にすると、その分はすべて解くことになります。(ちなみに、声の教育者の場合、普連土学園中学校は3年間の掲載です。)
逆に、本郷中学校のように最新の1年分だけの学校もありますし、学習院中等科(男子)のように、説明会でしか配られずホームページでは非公開という学校もあります。
最新版の過去問集よりも長い期間の過去問がホームページに載っていることもあるので、そこは必ず確認した方がいいと思います。



ここだけは徹底的に調べたい部分です
古い年度の過去問はどうやって手に入れる?
声の教育社の「カコ過去問」というサービスでは、現在の過去問集に載っていない年度の問題もオンデマンド印刷で購入できます。
塾にない場合や、もっと古い年度まで遡りたいときには、過去問を販売している会社のサービスを利用する手方法もあります。
すべての学校の過去問があるわけではないので、必要な学校の分が注文できるかは事前に確認してください。
あとは、ブックオフやメルカリで出品されていることもあるので、そこもチェックしてみてもいいと思います。


まとめ|過去問の年数は志望校ごとに見極めよう
わが家では、塾に古い年度の過去問が置いてあったので、それをすべて解いていました。
市販の過去問に載っていない年も含まれていて、結果的に解いた年数は自然と増えました。
古い年度の問題から順に、一番新しい年度まで解いていくことで、その学校の問題の出し方の癖や傾向が見えてきました。
どんな形式で聞かれるか、どういうパターンの問題が出題されるかが、過去問を通してつかめたことが多かったです。
また、年々偏差値が上がっていった学校は、それに合わせて問題の内容も少しずつ変わってきていると感じました。
そういった変化にも気づくことができたので、古い過去問を含めて解くことには意味があると思います。
学校によって掲載年数や公開の仕方は違うので、「〇年分で十分」とは言い切れません。
調べられることは自分で調べて、手に入るものはできるだけ解いておく。
それが出題傾向の理解にもつながりますし、「やれることはやった」という気持ちにもつながると思います。
何年分解くかはご家庭によって違いますが、私は「解けるものは全部解く」という気持ちで進めておくのが安心だと感じています。




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