我が家が暗記をするときに使ったアプリ(暗記マスター)を使うことになった経緯と、使った結果どうなったのかをご紹介します。
暗記が苦手な子
一度読んだらすべて頭に入るものだと思うのか、何度も繰り返し覚えることをする気がありません。
暗記したものを発表するなど、人前でやる場合には、頑張って暗記をします。
しかし、それ以外の場合は必要ないと思っているのか、適当に読んでいるという程度です。
ある日、テストが返却されたときにまったく暗記ができていないことに気が付きました。
しかし、授業では次の単元に入ってしまっているので、あらためて暗記するという時間は取れません。
しかし、暗記ができないことを後回しにはしておけません。
暗記には単語帳?
私が知っている暗記方法といえば、単語帳です。
まずはじめに王道ともいえる単語帳を使って暗記をはじめました。
しかし、2つの理由で断念しました。
- 暗記するものの量が多く、作るのが大変
- どれぐらい覚えたのか、視覚的に判断できない
とくに、暗記物の多さが問題です。
いくら単語帳を作っても追いつかいない現状にお手上げ状態でした。
簡単に単語帳が作りたいという思いから探し出したのが「暗記マスター」です。
使っている人の口コミを見てみると、本を1冊まるまるデータ化して活用している人がいました。
「この方法ができるならやってみよう!」とさっそくアプリをインストールしました。
暗記がどれぐらいできたのかを知りたいならアプリ
「暗記マスター」はノートやPDFファイルから問題集を作ることができる勉強のアプリです。
(すべての機能を使うには有料の部分もあります)
赤シートを携帯端末で行うようなものです。
間違えた問題だけを繰り返し行うこともできるという機能とオフラインで動作できるという点がとても良かったです。
1度行うと正答率が出ます。
正答率が出ることで、100%を目指そうと自然と何度も繰り返し行います。
この繰り返す作業が、苦にならずにできるので暗記するときにストレスなくできます。
中学生になった今も「暗記マスター」は、よく使うアプリの一つです。
暗記したいものをデータ化、そして携帯端末に入れる
暗記マスターの使い方の大きな流れですが、
- 暗記したいものをデータ化する
- 暗記マスターにデータの取り込みをする
- 暗記マスターの画面上にある覚えたい部分をなぞる
この作業を行えば、あとは問題を解くだけです。
暗記したいものをデータ化するには?
やり方は2つ。
- 端末のカメラから、データを写真撮影して使う方法
- パソコンでPDFファイルを作成し、暗記マスターのアプリにデータを取り込む方法
本を1冊分取り込みたい場合には、PDFファイルを作って取り込んだほうが手間もかからず簡単です。
PDFファイルの作り方
我が家のやり方です。
- 本の背表紙をキンコーズでカットしてもらう
- 自宅のプリンターを使ってパソコンにPDFファイルを作成
- iTuneでPDFファイルを取り込み
の順で行っていました。
薄い本なら自宅でカッターで切ってしまえばいいのですが、厚みがあると切るのが危ないのでキンコーズを利用していました。
>>キンコーズ 断裁・カット料金表は画面中央ぐらいに記載があります。
キンコーズではPDF化もしてもらえますが、何冊も行おうと思うとかなり金額がかさんでしまいます。
>>社内書類・紙文書のPDF化(スキャニング)【サービス詳細・料金(価格)】
我が家はプリンターを買い替えました
PDF化は、自宅にあるプリンターを使ったのですが、我が家はADF機能が付いているプリンターに買い替えをしました。
プリンターもADF(オートドキュメントフィーダー)機能があると便利です。
(プリンターのカバーの部分についてる、紙を自動で送る部分です)
オートドキュメントフィーダーを標準搭載し、A3自動両面コピー/スキャンも可能なので、業務効率向上にも貢献します。
エプソンより引用
このADF機能が無いと、1枚1枚手作業でスキャンしなければならないので面倒です。
ADF機能が付いているプリンターはビジネスモデルのものです(EPSONの場合)。
印刷コストも安いので、ビジネスモデルは経済的ですよ。
プリンターが自宅にあると便利
過去問の解答用紙印刷したり、プリンターは大活躍しましたよ。
我が家がプリンターを買うときの条件は以下のものにしました。
- ADF機能が付いているもの
- 白黒印刷の時の1枚当たりの印刷コストがなるべく低いもの
- インク交換までにどれぐらい印刷できるのか(なるべく枚数が多いほうがいい)
選んだ機種はEPSONのPX-M740です。(今ではもう発売していません。)
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印刷できる用紙の大きさが大きいほど、解答用紙を印刷する際に原寸大で印刷できるので便利です。
(コンビニなどにわざわざ解答用紙を印刷に行く手間が省けます。)
我が家は「暗記マスター」はiPadで使用
iPadを使ってた理由は、画面が大きい方が見やすいという理由からです。
目が悪いので小さい画面をずっと見続けるのは大変かなと思っていました。
iPadのように、画面が大きい方が一緒に同じ画面を見ることができるので意外と便利。
後ろからのぞき込むときや説明するときなど、同じ画面を共有できるので便利でしたよ。
「暗記マスター」に入れていたのは?
いろいろなものを暗記マスターにいれていました。
- 教材
- 定期試験問題
- 過去問
- 塾からもらうプリント
端末さえ持ち運びできれば、どこでも勉強ができます。
重たい荷物を持ち運ぶこともしなくてよいので、本当に便利でしたよ。
それぞれ、どのような使い方をしていたかですが…
教材・市販の本
サピックスの「漢字の要」や「コアプラス(理科、社会)」
四谷大塚の「四科のまとめ」の社会を入れていました。
出る順シリーズは理科・社会を入れていました。
暗記マスターの使い方
使い方は、通常の赤シートと同じです。
ピンポイントで間違えたところのみを何度も繰り返すことができる機能があります。
全体の〇%の正答率ということが分かるのが便利です。
最後には苦手部分だけが残るので、重点的に行うことができました。
定期試験問題
マンスリーや組み分けテスト、志望校判定テストなど
入れていた内容は
- 問題
- 解答
- 子どもの解答
- 正答率の表
iPadに取り込む前(もしくは後)に行った作業が、全ての問題に答えを書き込むという作業。
暗記マスターを赤シート的に使うので、この作業だけは省けませんでした。
とりあえずiPadで写真撮影しておけば何とかなると思えば、気持ちも楽になりましたよ。
そして、教科ごとに答えの書き込み方を変えていました。
私の場合はこんな感じです。
算数の場合
1ページには問題が1問、その解き方で終わりです。
こうすることで、解答を探す手間がなくなります。
取り込んだ後のマスキングは解き方の部分のみ。
問題を紙に解いたら、答え合わせです。
穴埋め問題など
穴埋め問題の場合は、答えをすべて書きマスキングするという方法を取りました。
いわゆる赤シートと同じ方法です。
マスキングする部分は正答率で判断
我が家の場合、マスキングをかけるのは、正答率が50%以上のものにしていました。
正答率50%以上のものが解けるようになったら、正答率40%台の問題のみだけ行うというように段階を追ってやればいいと思ってました。
マスキングした部分がすべて正解になるまで行えば、覚えるまで何度も解き直しをすることになります。
何度も解くことで解き方を覚えることがででます。
我が家の場合、このやり方が性格的に合っていたみたいでした。
過去問
入試の過去問(算数、理科、社会)も同じようなやり方をしていました。
ただし、国語の文章問題などは不向だと判断して暗記マスターには入れませんでした。
特に算数などは何度も解いたので、暗記マスターに入れたほうがやりやすかったです。

塾からもらったプリント類
「○日までに覚えてきてね」と言われて塾から渡されたプリント類も入れていました。
プリント枚数が少なければ、iPadで写真を撮ったものを、マスキングするだけ。
あとは、子どもが何度も繰り返して覚える、という事の繰り返しです。
プリント類は無くしてしまうことが多かったので、とりあえず写真さえとってしまえばいいと思うと気が楽でした。
「暗記マスター」を使ってよかった点・大変な点
- 覚えるものの、進捗が解る
- 「間違えたところのみ」など、マスキングしたい部分を変えることが出来る
- 繰り返し行う時に、早いペースで出来る
- プリントなどの一括管理ができる
- 暗記したいものをiPadのカメラ撮影で撮ったものでも使える
- 暗記したいデータがiPad内にあるので、通信できない場所でも使える
- 取り込み枚数が多い場合にはPDFファイルを作成してからiPadに取り込むという作業が必要になる
- 暗記したいデータがサーバー上に無いため、使用できるのはデータが入っている機体のみとなってしまう
ぺんてるの「アンキスナップ」
同じ感覚で使えるもので、「ぺんてる」が販売している「アンキスナップ」というのものがあります。

ぺんてるのホームページより引用
数ページぐらいのものをスマホに取り込むのならば、苦にならないかもしれません。
マーカーでなぞって取り込むだけなので、お手軽だと思います。
Chigiru 暗記用ふせん
付箋をちぎって暗記したい場所に貼るタイプのものもあります。
アプリなどに取り込むことはしないので、お手軽にできるタイプです。
覚えたら元の通りにキレイな状態にしておきたい場合などは、「Chigiru 暗記用ふせん」を使うといいですよ。
付箋をはがせば元の通りです。
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