子ども自身が先生役・生徒役の両方する、セルフレクチャーという方法があります。
セルフレクチャーの方法は、東進ハイスクール国語教師の板野博行さんの「勉強の鬼原則」という本に書いてありました。
小学生が自分で実行するのは、そうとう難しいと感じました。
我が家は少しやり方を変えて私(親)が生徒になるという方法で行っていました。
子どもに先生になってもらう
勉強が終わったというタイミングで「今日やったところを教えて~。」と言って質問していました。
ごっこ遊び的な感じです。
毎回ではなく、
- この単元は苦手そうだ
- なんだかいつもよりも早く終わっている
- 本当にできているのかあやしい
といった時だけです。
苦行にならない程度にやるのが、お互いのために良かったですよ。
やり方としては、小さな子どもが大人に「なんで?どうして?」と聞く感じです。

ねぇ、なんでそんなこと聞くの?
お母さんだって小学校の時やってきたでしょ?!

もう忘れた。ずいぶん前の事だから。もう思い出せない

え~、めんどくさい。

お母さんは小学校で面積図教えてもらってない・・・だから、教えてよ~。
簡単にいえば、こんな感じです。
もしくは、「あ~、これやったなぁ。でも、どうやったのか覚えてないなぁ・・・どうやるんだっけ?」でもいいのです。
「お母さん、忘れたよ(知らないよ)。ちょっと教えてくれませんか?」という感じですね。
ホワイトボードを使って説明してもらう
先生になりきってもらう為にホワイトボードや、コピー用紙などを使って説明してもらいました。
説明させる=アウトプットをさせている・・・というわけです。
アウトプットするには、説明する本人がわかっていないとできません。
(途中で解らなくなったら、テキストやノートを見たりしながらでも一通り説明してもらいます。)
もちろん、聞いても「は?」ということも、たくさんありました。
その時は、はっきりと「解らない」って言います。
説明してもらうことの最終目標は「他の人にスラスラ説明できる」です。
そこまでいかなくても「自分だけがわかって、すらすら言える」の状態でもOKです。
メリット:解らない部分が明確になる
セルフレクチャーの利点は、解らない部分が明確になるということだと思います。
解らない部分は、必ず説明に詰まります。
説明できなかった部分は
- 一緒に確認する
- 子どもが自分やり直しをして、解った時点で説明してくれる
- 次回の塾の時に、先生に聞くこととする
という3つの方法で対応しました。
内容によって「あ、そうか。」となるときもありますし、「ん~???やっぱりわからない」というときもあります。
何度もホワイトボードに解き直しをすることで、復習にもなりました。
算数などの計算問題などは、セルフレクチャーをよくやりました。(流水算や速さの問題など)
まとめ:セルフレクチャーは記憶の定着に最適
我が家の場合、セルフレクチャーをすることで考え違いを発見することが多かったです。
基本的に図を書いたりメモを取ることを全くしない子でした。
強引にでも、紙やホワイトボードなどに書いて説明をするという方法が、多少時間はかかるにせよ、定着させるという点ではいい方法でした。
机に向かって黙々と勉強するのも大事なことかもしれません。
しかし、声に出すことでより理解度が深まるようでしたよ。
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