志望校がまだ決まっていないと、過去問って解けないんじゃないかと思う方も多いかもしれません。
実際、志望校がちゃんと決まっていない段階で過去問を解くことに意味があるのか、迷うこともありますよね。

過去問はいつから解いても大丈夫です
わが家は6年生の春には過去問に取り組み始めていました。早めに始めたことでよかったと感じた体験をもとに、「志望校が決まっていなくても、できることから進めてみてもいい」と思えた理由をまとめています。
これから過去問に向き合う方のヒントになればうれしいです。
志望校が決まっていたから春から過去問に集中できた
わが家は、5年生の春に大手中学受験塾を辞めて、1対1の個別算数塾に通っていました。
先生の方針で、算数塾では大手塾のテキストを使い、それを5年生のうちに一通り終わらせて、6年生から過去問に取り組むというスケジュールが組まれていました。
6年生になった時点では、志望校も併願校もだいたい決まっていたので、すぐにその学校の過去問を解き始めました。



理科も教えてあげられるから、算数と一緒に過去問を進めよう
この一言から、理科もこのタイミングから始めました。
算数塾に保管されていた過去の問題も含めて、手に入れられるものはすべて解きました。
塾に揃っていない学校の問題もあったため、そういうものは自分で過去問を探して購入していました。
入手できるものはすべて集めて、すべて解くという形で進めていたので、出題傾向にも慣れることができました。
わが家は、過去問は家で解いて、わからなかったところは塾で解説してもらう形でした。
たくさん解いたことで、同じような問題が出てくることも実感できましたし、志望校の出題傾向にも慣れることができました。
時間に余裕があったからこそ、丁寧に取り組めたと思っています。
過去問の解き方は別の記事となっています。




大手塾では、塾の指示をきっかけに始める家庭が多い
大手塾では「過去問は夏休みから」と言われることが多いです。
理由はいくつかあって、まずカリキュラムがまだ終わっていないということ。
それから、過去問の最新版がまだ発売されていないことも関係しています。
わが家が6年の夏から通っていた塾Aでも、有名校の直近の入試問題を集めた冊子が配られ、「〇日までに〇〇中学の過去問をやっておくように」といった指示が出ていました。
塾のスケジュールや課題をきっかけに、過去問に取りかかる家庭も多いと思います。



大手塾に通塾していると、このパターンの人が多いと思います
最新の過去問の発売時期は学校によって異なる
声の教育社、東京学参など、過去問を販売している出版社のホームページには、発売時期が載っています。
過去問は一度売り切れると再入荷しないこともあるので、早めに購入しておいた方が安心です。
志望校の発売時期が気になる場合は、それぞれの出版社のサイトで確認してみると安心です。



販売開始したらすぐに購入したいですね
声の教育社の発売日を見る↓
東京学参の発売日を見る↓


志望校が決まっていなくても過去問は始められる
中学入試の過去問は、いつから始めても大丈夫です。
6年の春の段階で志望校がはっきり決まっていなくても、「このあたりかな」という候補は出ている方が多いと思います。
まずは今の候補校の過去問から始めてみるのもいいと思います。一年分まるごとじゃなくても、今できるところから始めるのでも十分です。
実際、カリキュラムがすべて終わっていなくても、今の時点で解ける問題はたくさんあります。
算数の1行問題や社会の地理分野に加えて、国語は読解まで含めてほとんどの問題に取り組むことができます。
もし途中で志望校が変わっても、それまでに解いた問題が無駄になることはありません。
塾のテキストにもいろんな学校の問題が載っていますし、志望校じゃない問題を解くことも受験力につながります。



塾のテキストは改変されているものも多いので、たくさんの本番の問題を解くのも大事
過去問はいつからでも始めて大丈夫


迷っているなら、夏休みまで待たずに、いまできることから始めてみてもいいと思います。
過去問の本は、1冊に5年分などまとめて収録されているものが多いです。
最新版が出ていない時期でも、その前の年度までの問題はすでに載っていることが多く、解ける問題は十分にあります。
「最新版が出てから」と考える方もいるかもしれませんが、実はもう始められる状態になっていることも多いです。
過去問を解くのは本当に大変で、時間もかかるし、簡単に終わるものではありません。
だからこそ、わが家の場合は早めに始めておいたことで、焦らずに取り組むことができたのはよかったと感じています。
どこまでやるかはそれぞれですが、できることを少しずつでも始めておくと、あとから本格的に取り組むときにも気持ちに余裕が持てると思います。



わが家は要領がいいタイプではなかったので、ゆっくり時間をかけて一つずつ確実に解いていくやり方が合っていました
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