うちは5年生の春に大手塾をやめて、それ以降は算数だけ1対1で見てもらえる算数専門の塾に通っていました。
その先生と話していたときに、正答率について印象的な話を聞きました。

本郷中は、正答率まで公表しているんです。
入試問題や配点だけでも手間がかかるのに、そこまで出しているのは本当に珍しいと思います。
先生はさらに、正答率は受験生の回答傾向を分析するための生データであり、どの問題で正解率が高かったか低かったかが一目でわかるため、非常に参考になると言っていました。
正答率データから見えてくる学校の出題意図
私も中学校のホームページをいろいろ見ていて、入試問題の取り扱い方は学校によってずいぶん違うなと感じました。
- 入試問題の掲載無し
- 入試問題のみ掲載
- 入試問題、解答が掲載
- 入試問題、解答、配点が掲載
- 入試問題、解答、配点、正答率を掲載
配点まで出している学校も数多くありますが、正答率まで掲載している学校は数少ないです。
算数塾の先生は、解答を掲載するというのは学校にとってリスクのある判断だとも話していました。
特に、その年の入試を実際に受けた保護者の中には、自己採点で合格ラインに届いていたのに「なぜ不合格だったのか」と問い合わせてくるケースもあるそうです。
そうしたクレームや説明責任を避けるために、あえて解答を出さない学校もあるとのことでした。
我が家が体験した「学校の答えが間違っていた話」はこちら↓
実際の入試の正答率を見て、「ここは多くの人が正解しているから、落とすと厳しいかもしれない」と感じる問題がいくつかありました。
正答率が高い問題は、学校側が「ここは取ってほしい」と考えている可能性もあります。
そういう問題があまりにも合わないようなら、出題の傾向や学校との相性について考えてみるきっかけになるかもしれません。
わが家の模試の正答率の使い方については、こちらの記事にまとめています。





正答率をよく確認すると、落としてはならない問題が見えてきます
まとめ:正答率のデータがくれるヒント
本郷中のように、ここまで細かいデータを公開してくれている学校は本当に少ないなと感じました。
でも、そうしたデータがあることで「どの問題を落とすとまずいのか」や「学校が求める力」が見えてくることもあります。
過去問を集めるだけでなく、こうした情報をどう読み取るかも、受験対策のひとつかもしれません。



学校が出しているデータは、大いに活用したいですね
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