
要約って、どうやって教えたらいいの?
問題集を使っても全然ピンとこない。解説を読んでも、子どもが納得しない。
一緒にやってみても、うまくいかないどころか親子ゲンカになる…そんな時期が、わが家にもありました。
いろんな教材を試したり、国語塾の体験にも行ってみて、それでも「これだ」と思えるものが見つからなかったときに出会ったのが、パソコン用の要約アプリ「ヨウヤクモンスター」でした。
最初は半信半疑。でも使ってみると、子どもがみるみる変わって、要約が楽しいに変わっただけでなく、文章を読む力そのものが伸びていったんです。
この記事では、わが家が要約できない状態からどう変わっていったか、実際に使ってみた感想と、受験後も続く効果についてまとめています。
「要約を教えるのがつらい」そんな方の参考になればうれしいです。
国語が伸びず、教材探しの迷路にハマった


国語の点数が安定せず、「このままだと受験で国語が致命傷になる」とうすうす思っていました。
わが家が最初に要約に触れたのは、4年生のときの塾の宿題でした。
当時のクラスだけ、日経新聞「春秋」コラムが渡されの要約してくるようにと毎週宿題として出されていて、プリントに書いて提出すると、先生が採点して返してくれるという形式でした。
先生の「OK」が出るまで、何度でも同じ問題をやり直すというものです。
ただ、要約のやり方そのものは教えてもらえなかったので、数回チャレンジしたものの、「これでいいのかな?どこを直せばいいのか分からない」といい、子どももやる気をなくしていきました。
その後クラスが変わって要約の宿題はなくなり、5年生で塾も退塾。
以降は、家庭で国語の学習を進めていくことになりました。



国語の勉強もそろそろ本腰を入れないと間に合わないかも
市販の参考書や問題集をいくつか試しましたが、どれもわが家には合いませんでした。
高評価の要約問題集でも、解説を読んでもピンとこず途方に暮れていました。
国語専科の塾にも体験に行きました。
授業そのものは大手塾の国語の授業と一緒で、授業後の先生との面談でこんなことを言われました。
「もっと早く来ればよかったのに…。うちの塾は6年生の夏休み前にはカリキュラムが終わるんです。今から通っても、ちょっと…ね」
こんな時期に入ってくれるなという空気を感じてしまい、入塾は断念しました。
他の国語塾も探しましたが、「曜日が合わない」「距離が遠い」などの理由で、現実的ではありませんでした。



要約だけを教えてくれる場所ってないのかな…?
算数、理科、社会などは携帯アプリもあるので、もしかしたら…と思い携帯アプリも探しました。
でも「一問一答形式」や「選択式」のものばかりで、文章全体を読んで要点を抜き出すような内容のアプリは見つかりませんでした。
「これだけ探しても見つからないなんて……やっぱり無理なのかも」そんな気持ちになっていた頃、やっと見つけられました。
「これがダメなら諦めるしかない」ヨウヤクモンスターを買う決断


何日もかけて検索して、やっとたどり着いたのが「ヨウヤクモンスター」というパソコン用の教材でした。
国語塾が開発したWindows対応のアプリです。
私自身が体験版を動かしてみたところ、「これ楽しい!これなら子どもも面白いと思ってもらえるかも」と、ゲーム感覚で進められることにちょっとした希望が持てました。
すぐに子どもにも体験版を触らせてみたら「え、なにこれ、メチャメチャ楽しい!」と、大盛り上がり。
国語を勉強しているというよりは、ゲームを攻略しているという感覚で、画面にどんどん引き込まれていく様子を見て「あ、これならもしかしたら続けられるかも」と期待が持てました。
ヨウヤクモンスターのお値段は27,500円、国語塾の1ヶ月分とあまり変わらない金額です。



これでまた失敗したらどうしよう、この教材で本当にできるようになるの?この金額出してダメだったら、もう打つ手がないよな…
いろんな思いがぐるぐる巡りました。
それでも、ここで何かを変えなければ、もう間に合わないという気持ちが強くて、「やってみてダメなら、そのときはもう諦めるしかない」と、覚悟を決めて購入したのです。



あのとき、ヨウヤクモンスターを選んだのは 「最後の賭け」 でした。今は、あのとき思いきってよかったと思っています。
ヨウヤクモンスターって何?特徴と使い方
この教材の最大の特徴は、文章をそぎ落として要約を完成させていくRPG風の構成。
7つの要約ルールをモンスターに見立てて、ステージをクリアしながら学んでいく仕組みで、ゲーム感覚で進められるのが特徴です。
操作はすべてマウスクリックで文章を削っていく形式なので子どもでも簡単。
解答用紙に書く必要もなく、すぐに正誤がわかるのでテンポよく進められます。
最初は、子どもが何も考えずにポチポチ押して終わるんじゃないかと心配していました。
でも実際にはその逆で、何度も読み直しながら「どこを削るべきか?」と真剣に考えていたんです。
子どもにとってはパソコン操作自体が初めてだったので、最初は私が隣についていました。
使い方を教えながら一緒に画面を見て、どれをクリックすればいいか、どう進めればいいのかをひとつひとつ確認しながら進めていきました。
削る場所に迷ったときは、「この文章かな?いや、こっちかも…?」「あー、それ削っちゃうと意味が通らなくなるかも」と、2人で話しながらやっていました。
子どもと一緒に勉強しているような、ゲームをしているような、不思議な時間。
一緒に画面を見ながら



あ、間違えた〜!そこじゃなかったの!?
なんて会話を交わす時間そのものが、今思えばすごく楽しい時間だったなと感じています。
もうひとつの特徴は、要約を2段階で行う設計になっているところ。
最初にざっくり文章を削って、その後さらに要点を絞り込むことで、「本当に大事な部分はどこなのか?」「順番はどうすれば伝わるか?」といった考え方が、自然と身についていきます。
最初は「ゲーム感覚でできるから続けられるかも…」から入った教材でしたが、やっていくうちに「もしかしたら、もしかするかも…」と思うようになりました。



親の私も一緒に、はまって解いていました。楽しかったです
使用するパソコンにCD-ROMの読み込みがない場合にはドライブの購入が必要です。
読解力が上がったのは、要約力がついたから


ヨウヤクモンスターを始めてから、子どもが毎日のように画面を開いて、自分から「やる」と言うようになりました。
最初は単に楽しんでいるだけに見えましたが、やっていくうちに、文章に向き合う姿勢そのものが変わってきた のが分かりました。
どの部分を削れば要点が残るのか、どんな順番で並べれば意味が通るのか。「ただ読んで終わり」ではなく、「伝えるにはどう読めばいいか」 を考えるようになっていったんです。
間違えた時も、ただやり直すのではなく、「前に削ったの、ここだったよね?」「やっぱりここは残さないと意味が通らないのかも」と、自分なりに考えて次のチャレンジに活かそうとしていました。
ある日、子どもがこんなふうに言いました。



前は何回読んでもわからなかったけど、今は1回読めばだいたいわかるような気がする
その言葉を聞いたとき、「いや…まだ喜ぶのは早い」 と、心から思いました。
ちなみに私は最初、「これは要約に特化した教材なんだろう」と思い込んでいました。
名前が「ヨウヤクモンスター」だし、読解までは関係ないのかなと勝手に思っていたんです。
でも、あとになって塾のホームページを見てみたら、「要約と読解を楽しみながら学習する」という言葉がちゃんと書かれていて「あ、やっぱり読解にもつながるように作られてたんだ」と、自分の中で納得できたのを覚えています。
要約できるようになることで、「読む力」そのものがついていった のは間違いありません。



「読解力が足りない」と言われ続けたけど、読む力は読み方で変わるんだなと感じました
問題集ではダメだった。子どもがハマった教材ヨウヤクモンスター


ヨウヤクモンスターを使って実感したのは、市販の要約問題集との違いが本当に大きかったということです。
要約問題集もいくつか試しました。Amazonで評判の良いもの、レビューで「わかりやすい」と書かれていたものも色々使ってみました。
でも、どの問題集をやってもまったくダメ。
内容が難しすぎてつまずくばかりで、いくら時間をかけても手応えがなく時間だけが過ぎていきました。



どうすれいいんだろう…
1回やった問題を「もう一度やろう」と言っても、子どもに完全に拒否されてしまって解き直しもできません。
正答を見て「そうだったのか」と思っても、それをやり直すモチベーションなんて親子ともども残っていませんでした。
一方、ヨウヤクモンスターはクリックだけで進められるので、書く時間が取られず、丸つけも自動ですぐに終わります。
間違えたらすぐにやり直すことができるので、「解き直し」という意味でも本当に手軽で、自然に何度も繰り返せる仕組みなのです。
だからこそ、同じ勉強時間でも解ける量が圧倒的に違うんです。
問題集で学習していた頃は、1時間で1問が精一杯。
それがヨウヤクモンスターなら、同じ1時間で 3〜4倍の問題に取り組めました。
しかもそれは、解き直し込みの数 です。
結果として、勉強の「量」と「質」の両方を上げることができました。
教材選びって本当に難しいけれど、「続けられる」「繰り返せる」「楽しい」 この3つがそろっていたのが、わが家にとってはヨウヤクモンスターだったなと思います。



子どもに合った教材を見つけらたことが大きかったです
ヨウヤクモンスター2の感想


「50音カーソル」も登場する、こちらのソフトがあれば、さらに実戦に近い形で要約に取り組むことが可能です!すでに『ヨウヤクモンスター』で読解力を高めた方や、とにかく記述問題に即応用したい方におすすめ。
引用:入試国語専科「錬の国語」
ヨウヤクモンスターを全ステージクリアした後、子どもの希望で「ヨウヤクモンスター2」を購入しました。
最初のヨウヤクモンスターで要約力はかなりアップしていたものの、受験を控えて記述問題にも自信を持たせたかったからです。
ヨウヤクモンスター2は、制限時間つきの演習が特徴です。
また、文章を選んで書き換える作業も加わっていて、より実戦的な内容に進化 しています。
「要約する」だけでなく、「与えられた条件の中で文章を再構成する」力を養える ので、受験直前には、これをやっておいて本当に良かったと感じました。
実際に中学受験本番までに、ヨウヤクモンスター2のステージは半分程度まで進んでいました。
その結果、時間制限のある問題でも落ち着いて取り組め、要約のコツが自然に身についていました。



記述問題の多い学校の対策にもなりました
山本ヒサオ’先生の無料の電話サポート付き


ヨウヤクモンスターの購入後には、無料の電話サポートがついていました。
わが家では、3回ほどこのサポートを利用させていただきました。
内容としては、メールで送られてきた課題に子どもが取り組み、その解答をもとに山本ヒサオ先生が電話でフィードバックしてくれるという形式です。
最初は「電話で国語のサポートってどんな感じなんだろう?」と思っていましたが、実際はとても丁寧で、子どもがどこでつまずいているのか、どこができているのかをきちんと見て伝えてくれる印象でした。
音読チェックや表現の理解度など、「何ができていないか」だけでなく、「何ができているか」も伝えてくれるのがありがたかったです。
直接先生からできている部分を言ってもらえる経験は、子どもにとって大きなモチベーションになったようです。
わが家では、ある程度ヨウヤクモンスターをやり込んでから電話サポートを利用したので、「次のステップに進むためのアドバイス」として非常に役立ちました。
このサポートが現在も続いているかどうかは公式サイトでの確認が必要です。
ヨウヤクモンスターと一緒にこちらも読むとより解りやすいです。
個別指導Zealジールの代表:山本 ヒサオ’先生の本です。
まとめ:中学受験後も要約力は威力を発揮し続ける


中学受験が終わったあとも、要約力は確実に子どもの力になりました。
読む力・まとめる力・伝える力…どれも、受験以降も日常で役に立っていると実感しています。
「要約って、一生モノのスキルなんだな」と思えるようになりました。
中学受験が終わったあとも、ヨウヤクモンスターで身につけた要約力は役に立っています。
中学・高校に進んでからも、「要約しなさい」という課題が授業で出ることはよくありましたが、わが子は毎回スムーズに取り組み、クラスで一番に解き終わることも多かったようです。
先生や同級生からも、「なんでそんなに早く終わるの?」と不思議がられるほどで、「文章を読んでいれば、答えはわかるよ」と、子ども自身がそう言うようになっていました。
今では、文字数が指定された要約(「100字でまとめなさい」「50字で要約しなさい」など)でも、要約しすぎることに悩むレベルになっています。
ヨウヤクモンスターを始める前は、鉛筆を持って一点を見つめながら「できない、無理」と泣いて子がこんなに変わったとは…。



昔と今では想像できないぐらいの変化です
大学生になった今でも、「読む→整理する→伝える」という力は、レポート作成やプレゼン資料、グループ発表など、いろいろな場面で活きているようです。
とくにPowerPointでの発表資料づくりは得意で、要点を的確にまとめる力を褒められることも多いようです。
さらに、論文や長文資料を読むときも、「1回読めばだいたいの内容が分かって、何度も読み返さなくても頭の中で整理できる」と言っていて、文章を理解し、要点をつかんで整理する力が自然と育っているのを感じます。
もともとは、「中学受験に間に合えばいい」と思って始めたヨウヤクモンスター。
でも今では、「伝える力」や「相手の意図をつかむ力」がしっかり育っていて、日常生活でも勉強でも、物事を効率よく整理して考えられる場面が増えていると実感しています。
要約力は、一度身につけたら一生モノ。
ヨウヤクモンスターをやっておいて、本当によかった。これは心からそう思っています。



今では、ヨウヤクモンスターがわが家の国語の転機だったと感じています
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