「国語が苦手、嫌い」という、うちの子どものスペックはかなり酷いものでした。
子どもに使った教材や方法、結果などをまとめてみたいと思います。
今は、苦手部分はあるものの点数は取れるようになりました。
そして、要約は得意になりました。
始める前の状態
出題される問題によって点数が取れるときと、取れないときの差が激しかったのです。
そのことで、国語ができないのかできるのかわからなかった時期が続きました。
私自身、そのうち点数が取れるようになるだろうと思っていました。
しかし、一向にその気配はないのです。
そのうち、テストをするたびに点数は悪くなるという現象が起きてきました。
「日本人だから国語はそのうち何とかなるだろう」と思っていたのが大失敗でした。
この時すでに5年生中盤以降です。
物語文などは、その主人公の気持ちになって考えられません。
例えば、「空が曇ってきたので、ぼくの気持ちもなんだか悲しくなってきた」という文章があるとしても「意味わかんない」と言い放つ子です。
国語対策に使った教材
その都度、次の教材はどうしようと考えながら使った教材は以下のものでした。
- 論理エンジン 小学生版―読解・作文トレーニング
- 出口の小学国語レベル別問題集 0~3
- ブンブンどりむ
- ヨウヤクモンスター
国語はほかの教科と違って結果が出るまでに時間がかかるとは聞いていました。
実際に行ってみると、本当にその通りでした。
我が家の場合、1つの教材では国語力が上がることがありませんでした。
4つの教材を使って国語対策をすることで、一定のレベルまでなりました。
サピックスの「漢字の要」などの教材などを、暗記ソフトに入れて学習していました。

論理エンジン 小学生版―読解・作文トレーニング
塾の教材以外でなにか良い教材は無いかといろいろと探した結果、出会ったのが「論理エンジン」でした。
このときすでに5年生。
高学年だというのに1年生~6年生まで一通りやりました。
1年生の教材を目の前に出されたのですから子どもは、ショックだったと思います。
でも、仕方ないのです。
どこから解らなくなっているのか全く分からないのですから。
こうなると初心に戻るしかないということを言い、納得させるしかありませんでした。
親としては急がば回れ・・・そんな気持ちです。
音読を一緒に・・・からスタート
- 一緒になって音読
- 問題を解く
- 答え合わせをする
毎日1レベルずつ進めるということをしました。
ここで気が付いたことは、音読ができないということ。
3年生ぐらいのレベルから「ちょっと怪しい?」というところが見つかり始めました。
我が子は「う、ううん・・・」と、のどに何かが詰まったようなフリをしてやり過ごそうとしていました。(こちらとしては「はぁ、またか・・・」の繰り返しです。)
そして、一文読むときに変な場所で区切るのです。
「え~、そこ区切るの?????」なんていう箇所がたくさん出てきました。
言葉を知らない、意味が解らない、イントネーションがおかしいなど・・・びっくりするような事がたくさん出てきました。
「これでは問題が解けない」ということに気が付きました。
言葉の意味が分からないので、どんな内容なのかもわからないのです。
問題点がはっきりしたところで、その都度一つ一つ噛み砕いて説明する。
また、問題を解く。
この繰り返しで論理エンジン小学生版の6年生の教材まで終わりました。
意味の分かる言葉が増えてくると、点数が取れるようになりました。
またこの教材を通して答えの導き方も、(なんとなくですが)わかるようになったのかもしれません。
出口の小学国語レベル別問題集 0~3
次に取り掛かったのは「出口の小学国語レベル別問題集 0~3」です。
レベル別ということで、論理編→基礎編→標準編→難関編となっていきます。
音読は一緒にせずに、一人で解くようにやり方を変えました。
「出口の小学国語レベル別問題集 0(理論編)」
「出口の小学国語レベル別問題集 1(基礎編)」は、まぁまぁできていました。
基礎まではできるようになったのかも?!という確認にはなりました。
「出口の小学国語レベル別問題集 2(標準編)」になると、「やっぱりわかってないのかな?」と思ってしまうような部分がポロポロと出てくるようになりました。
一緒に解答を見ながらやってもピンとこない感じです。
それでも、「出口の小学国語レベル別問題集 2(標準編)」は一通りやってみました。
半分ほどはため息しか出ないような結果でした。
まだまだこの問題集が解けるほどの実力はついていませんでした。
「出口の小学国語レベル別問題集 3(難関編)」も一緒に買ってしまっていたので、試しに解かせてみました。
歯が立たないので1~2問解いてやめてしまう結果となりました。
ブンブンどりむ
「ブンブンどりむ」は、「作文力」をつける通信教材です。
正直、絵が多いこの教材で大丈夫なのかな?と思いました。
結果的には、この教材のおかげで書くことが苦痛に思うことがなくなりました。
記述問題対策として利用
学校の作文は、一文字もかけないぐらい全くできませんでした。
受験では記述問題は必ずありますから、書けないわけにはいきません。
とはいっても、急に記述ができるようになるわけでもありません。
論理エンジンでは記述ができるようにはなりませんでしたので、「ブンブンどりむ」を使うことで記述対策ができました。
「ブンブンどりむ」は量が多くないので、滞りなく続けることができました。
おかげで記述はできるようになりましたよ。
我が家の「ブンブンどりむ」の体験談はこちらをご覧下さいね。
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ヨウヤクモンスター

個別指導ジールより引用
記述ができるようになってきたら、次は要約です。
要約の本はいろいろあります。
他の人が「この本がいい!」と言っても、我が子には全くと言っていいほど合いません。
そんな中でやっと見つけたのが、要約教材「ヨウヤクモンスター」。
この「ヨウヤクモンスター」はWINDOWSアプリで個別指導ジールが発売してるものです。
ホームページにに体験版があり、試しにやってみたところ、子どもの食いつきが良かったので購入しました。
(「ヨウヤクモンスター」と「ヨウヤクモンスター2」を購入しました。)
この教材のおかげで要約問題はどんな問題が出題されても解けるようになりました。
今では、国語の問題で一番好きなのは「要約」と言い切れるぐらい変わりましたよ。
詳しくは「ヨウヤクモンスター」公式サイトをご覧ください。
我が家の「ヨウヤクモンスター」の体験談はこちらをご覧くださいね。
それぞれに対応した教材で対策することで解決
我が家の場合、国語対策は後手後手でした。
受験に間に合ったのか?と聞かれると「ゴールの地点がわからないのでよくわからない」が正直なところかもしれません。
そもそも「国語ができない」と、大雑把に考えていたのが失敗でした。
漢字・ことわざ・作文・要約など、すべてが複雑に絡み合っているにもかかわらず、「国語ができない」と、ざっくりとしか考えられなかったのです。
1つの教材で「これ!」というものがあれば国語対策ができると思っていたのです。
しかし、国語対策をはじめてみると想像以上に大変だったのです。
1つ言えることがあるなら、文章を書くことだけはもっと早くからやっておくべきだったという反省はあります。
1行日記、空想のお話など、なんでもいいので答えがない自由な文章を書くことも必要だと感じています。
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