中学受験をするとは言っても、子ども本人はまだ実感がないことが多いですよね。
模試を受けていても、ただのテストのひとつとして受け止めている様子で、なかなか「本番で落ちるかもしれない」という緊張感までは持ってくれない。
わが家では、以前通っていた塾の保護者会で先生から、こう言われました。

4年生や5年生なら、入試当日を見に行くといいですよ
その一言をきっかけに、入試当日の様子を子どもと一緒に見に行ってみることにしました。
志望校の入試日、実際に見に行ってみた
ちょうど志望校の入試日が土日に重なっていたため、子どもと一緒に学校に向かいました。
もちろん受験の邪魔にならないよう、道の反対側からこっそり見ていました。
その学校はとても人気が高く、塾の先生たちがずらっと並んで「頑張ってね!」と声をかけていて、その光景は親の私ですら圧倒されるほどでした。子どもにこう伝えました。



今あそこに入っていく人たち、全員が受かるわけじゃないんだよ
「もしこの学校に本当に行きたいと思うなら、必死に勉強するしかないよね」
受験というものが、ただの“テスト”ではなく、「」という現実を、少しでも感じてくれればと思っていました。
本人の中で、何かが変わった気がした
私自身、「これが雑誌に載ってた景色なんだ」と心の中で思いながら、人の多さと緊張感に圧倒されていました。
正直、本人は「すごい人がいる」「たくさん人がいる」くらいにしか思っていなかったと思います。
でも、あの光景を一緒に見ておいたことが、あとからじわじわ思い出されて、いつか何かのきっかけになるかもしれない。
そう思える出来事でした。
【まとめ】見学は必須ではないけれど、伝わることがある
もちろん、わざわざ学校を休んでまで行くようなことではありません。でももし入試日が土日や学校の休みに重なっていれば、実際の様子を見ておくのも悪くないかなと思います。
「中学受験ってこういうものなんだ」という感覚を、本人が自分の目で感じ取るきっかけになるかもしれません。
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