中学受験の学校説明会|わが家が見てきたこと・感じたこと・活かし方

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私が最初に学校説明会に行ったときは、どこを見ればいいのかも、何を聞けばいいのかもよくわからなくて、とにかく緊張していました。

でもいくつかの学校を見てまわるうちに、「こういうところを見ておくとよかったな」「これは聞いておいて正解だったな」と思うことが少しずつ見えてきました。

実際に学校説明会に足を運んでみて感じたことは、わが家にとって学校選びの判断材料になりました。

これから説明会に参加される方の参考になればうれしいです。

目次

学校説明会は何年生から行く?親だけでもOK?

学校説明会は、基本的に何年生からでも参加できます。

わが家は3年生のときに初めて参加しましたが、時間が合えば行ってみる、というくらいの感じでした。

これは、中学受験経験者の友達に「早めに説明会に行っておくと、あとがラクだよ」と言われたのがきっかけで、行けるタイミングで参加していました。

学校によっては参加できる学年が決まっていたような記憶もあるので、申し込む前に確認しておくと安心です。

わが家では、学校説明会には親だけで参加しており、時間が合うときはなるべく夫婦で一緒に行くようにしていました。

自分が見ているところと、主人が気になるポイントは少し違っていて、あとで「どうだった?」「合いそうだった?」と話し合う時間がとても大事でした。

受験生である子どもは、学校の雰囲気を知ってもらうには文化祭の方がいいと思っていたので、わが家ではあえて連れて行きませんでした。

学校説明会の開催時期とスケジュールの立て方

学校説明会は、土曜・日曜や平日の夜、オンラインなどで開催されていることが多いです。開催のタイミングは学校によってまちまちで、いつでもやっているわけではありません。

日程は、塾にチラシが置いてあったり、学校のホームページやイベントカレンダーのようなサイトに掲載されていることが多いです。こうした情報を自分で探してチェックする必要があります。

わが家では、気になる学校があればこまめにチェックするようにしていました。

説明会の回数が少ない学校や、すぐに満席になってしまう人気校もあったので、タイミングを逃すと次がいつになるのか分からないことも頻繁にありました。

どの学校も、内容は濃くお話もとても丁寧でした

学校説明会にはどんな服装で行けばいい?

学校説明会には「きちんと感」がある服装ならどんな服でも大丈夫です。

私も最初は「何を着ていけばいいかな…」と悩みましたが、最終的にはきれいめカジュアルで行きました。

参加している方の服装を見ても同じような感じの方が多かったので、特に浮いたりはしませんでした。

持ち物としては、筆記用具とパンフレットを持ち帰る用のカバンがあると便利です。

スリッパなどの用意が必要な場合もあるので注意が必要です

わが家が学校説明会でチェックしたこと・印象に残ったこと

学校説明会は、実際の雰囲気など資料ではわからないことを実際に感じるチャンスです。

以前、これから受験されるという方から聞かれたことは

説明会って行く必要あるんですか?パンフレット見ればわかりますよね

パンフレットや学校のホームページの写真や実績だけでは、その学校が子どもに合うかどうかまではわからないものです。

わが家もいくつかの学校を見てまわる中で、「こういうところを見ておくといいかも」と思ったポイントがいくつかありました。

たとえば、教育方針が子どもに合っているかどうか、学校の雰囲気、校長先生の話など、参加してみて初めてわかることが多かったです。

ここでは実際に私が説明会でチェックしていたこと、印象に残っていることをまとめています。

学校説明会で確認しておきたいこと

学校説明会では、その中高一貫校の教育方針や雰囲気など、パンフレットだけでは伝わらない部分を実際に感じられるのがポイントです。

学校の教育方針が子どもに合っているか、学校の雰囲気は子どもに合っているか、6年間子どもが通う場所として安心できるかどうかを見ておきたいところです。

校舎見学で授業の様子が見えたときのこと

私が参加したある学校では、説明会のあとに校舎をまわる時間がありました。

たしか土曜日で、その日の最後の授業が行われている時間帯だったと思います。

教室の前を通るときに、廊下から授業中の様子が見えるようになっていて、「こんなふうに進んでるんだな」と実感できたのを覚えています。

子どもは連れて行かなかったのですが、親として教室の空気感を感じられたのは印象に残っています

ただ、こうした案内があったのは私もそのとき1回だけでした。

説明会の内容は、開催される時間帯や参加人数によって変わることもあると思います。

少人数のときには先生が柔軟に対応してくださって、「よかったらこちらも見ていきませんか」と案内してくれたこともありました。

基本的な説明はどの学校でもしてくれると思いますが、それ以上のことは実際に行ってみないとわからないなと感じました。

個別相談ができる学校もある

また、説明会のあとに個別相談(入試相談)が行われる学校もあります。

事前に案内されていないこともありますが、「このあと質問のある方は残ってください」といった形で、希望者に対応してくれる学校もありました。

特に6年生のご家庭は、志望校として本当にここでいいかを決める前に、最終確認として相談されている方も多かった印象です。

校長先生の話が印象に残っている理由

私の場合、校長先生のお話が印象に残っていることが多かったです。

進学フェアや合同説明会では校長先生が来られないことも多いですが、学校説明会ならではの機会として、直接話が聞けると学校の考え方がより伝わってきます。

校長先生の教育観によって学校全体の雰囲気が大きく変わることもあるので、6年間子どもが通う場所として、どんな考えを持っている先生なのかを聞いておくと安心です。

印象に残っているのは、ある学校の校長先生が話されたこの言葉です。

「手を動かして行ったことは、体が覚えています。どんどん体験させてください。体験した子は理解度が全く違う。経験することは本当に大事で、成功でも失敗でも、それがその子の糧になるんです」

私自身、この言葉がずっと心に残っていて「やっぱり手を動かさないと覚えられないんだな、そうだよね」と思って、理科実験教室に通うことにしました。

▶︎ 理科実験教室に通ったときの話はこちらから

お話が上手な校長先生の場合、笑い声が起きることもありました

模試の待機時間に学校説明会が行われたことも

わが家が参加した模試の中には、親の待機時間中に学校の先生が登場して、保護者向けの説明会が行われたこともありました。

塾Aの模試を受けたとき、会場となった学校の講堂で保護者が待機していたのですが、しばらくすると塾Aの先生が登場し、「今回は特別にこのような機会を設けました」とアナウンスがありました。

最初は塾の先生が司会を務め、前年度の入試問題をもとにしながら、この学校の出題傾向や受験生の特徴、どういった問題で差がつきやすいかといった話がありました。

学校対策の方向性についても、具体的な例を交えて説明されていて、聞いていて納得する場面が多かったです。

その後、会場となった学校の先生が登場し、「試験当日の様子についてご質問をいただくことが多いので、今回はいつもと志向を変えて、スライドを使ってご説明します」と話され、当日の試験の流れについてとても丁寧に説明してくださいました。

子どもたちが会場に入場する様子や教室への誘導の流れなど、実際の動きが目に浮かぶような内容でした。

「当日はこのように並んで、誘導は在校生が行います」「暖房はしっかり効かせているので、脱ぎ着しやすい服装がおすすめです」など、よく質問されることの回答を交えた細かなアドバイスも多く、とても参考になりました。

これまで同じ学校の説明会には何度か参加していましたが、このときに話された内容はそれまで一度も聞いたことがなく、まったく新しい視点での説明が印象的でした。

説明のあとには希望者向けに個別相談の時間も設けられていて、質問や確認をする場としても活用されていました。

また、別の模試では、保護者が体育館で待っていると、その学校の先生が「今、時間のある方はよければ説明を聞いていってください」と声をかけてくださり、「志望校の一つとして、選択肢に入れていただけたらうれしいです」といったこともお話しされていたのが印象的でした。

ここではあまり詳しい話はなかったものの、こうして空き時間を使って保護者に向けた発信をしている学校もあるんだなと感じました。

模試の待ち時間は、ただ付き添っているだけの「暇な時間」だと思っていたけれど、こんなふうに学校の話が聞けることもあるんだなと、あとから思いました。

模試の待ち時間に外に出ていたら聞けない話でした

学校説明会は何回も行くべき?リピートのメリット

私は、学校説明会は1回だけで終わらせずに、気になる学校には何度か行っておくと安心だと思っています。

子どもの学年が変わると、親としての見方や気になるポイントも変わってきました。

たとえば、3年生や4年生のときは「この学校、雰囲気いいかも」「通いやすそうかな」といった全体的な印象で見ていました。

5年生になると「ここを志望校として考えてもいいかも」という気持ちになって、カリキュラムや進学実績などをより具体的に見るようになってきます。

そして6年生になると、「この学校でいいのか」「本当に通わせて大丈夫か」といった最終判断の視点で見ることになります。

先生の異動や、毎年新しい生徒が入ってくることによって、前に行ったときとは学校の雰囲気が少し違って感じられることもあります。

また、1回の説明会では聞き逃してしまうことや、うっかりメモしそびれることもあるので、2回目以降で「あ、これ前回は気づかなかったな」という発見もけっこうあります。

もちろん、全部の学校に何度も行く必要はないと思います。

でも、「ここちょっと気になるな」「子どもに合いそうかも」と感じた学校は、少し間をあけてもう一度行ってみるのもありだと思います。

行くたびに見え方が変わって、「やっぱり来てよかったな」と思えました

まとめ:子どもに合う学校を見つけるために、学校説明会はうまく使いたい

学校説明会は、実際に学校に行ってみることでしかわからないことも多いので、できるだけ現地で参加したほうがいいと思っています。

特に校舎の雰囲気や先生・生徒の様子などは、パンフレットや画面越しでは伝わってこない空気があります。

ただ、説明会は予約制のことも多くて、予定が合わなかったり、希望の日がすぐ埋まってしまって参加できないこともあります。

そういうときは無理をせず、オンラインで開催されている説明会もうまく取り入れることで、無理なく参加できますよ。

子どもの成績はさておき、本当の意味で子どもを通わせたいと思える魅力的な学校を見つけることができました

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