中学校の文化祭に行った?って聞かれるけど、行ってもいいの?
・中学校の文化祭に早く行けと言われたけど、何歳からいくの?
・中学校の文化祭は、何のために行くの?どんな格好をしていけばいいの?
・中高一貫校に文化祭に行った時の体験談を知りたい
中学受験のために文化祭に行く理由は、中学校のパンフレットだけでは分からない学校の様子を知るためです。
我が家の場合、小学校3年生から中学校の文化祭の見学を始めました。
中学校の文化祭はいつあるの?
中学校の文化祭は、8月末~11月3日ぐらいまでの週末や祝日などを利用して2日間開催される学校が多いです。
時間は午前9時~午後3~3時半の間で行われています。
文化祭は学校行事なので、片付けなどを考えると3時半で終了というのも納得です。
我が家の小学校の場合、運動会が秋開催でしたので中学校の文化祭と日程が被ってしまい困ったときもありました。
気になる文化祭の日程は、こちらのサイトでチェックすることができますよ↓
中学校の文化祭を見学するメリット・デメリット
私が中学校の文化祭に行くきっかけになったのは、塾にいたお母さん方に「早く文化祭に行ったほうがいいよ~」と言われたからなのです。
子どもの塾の同級生のほとんどのお母さん達は、兄弟がすでに中学受験経験者の方や兄弟が2~3歳上の方ばかり。
私は「文化祭に行くってどういうこと?なぜ?」と、塾のお母さん達に聞きまくりました。
中学校の文化祭に、部外者が行ってもいいの?行って何するの?どんな格好で行けばいいの?
塾のお母さん達はご自身の経験から、いろいろと教えてくれました。
何歳から文化祭に行く?
私が塾のお母さんたちに教えてもらったのは、小学校3年生の夏休み明けです。
我が家は、小学校3年生から中学校の文化祭に行き始めました。
低学年から文化祭に行くメリットとデメリット
低学年から文化祭に行くデメリットは、ほぼ無かったと思っています。
上記の表では2つほど記載してみましたが…そこまでのデメリットではありません。
・子供が訪問した学校の印象を忘れてしまうのは、学校に魅力が無かった(刺さるものが無かった)からなのです。
・どの学校に行ったらよいのか分からないのは、特に問題ではありません。
私の答えは「分からないから全部行けばいい」です。
最近では男子校、女子校などが共学校に変わっていたり、その時々アップデートしなければならないことが起きています。
何も考えず「文化祭は楽しい」と思っていけばOKです。
- 中学受験経験者のお母さん達が言っていた言葉
- ・1日に何校も行けない
・人が多くて疲れる
・学校間の移動に、時間がかかる
・文化祭の開催日が重なる
・校長先生が変わると学校の雰囲気が変わる。気になる学校は、毎年行ったほうがいい
・高学年になると、塾の模試と文化祭がぶつかるので文化祭に行けない
中学受験経験者のお母さん達の言葉を聞いて「低学年から行くほうがいい」と、すぐに行動しました。
文化祭に行って何をするの?
文化祭に行って行うことは、パンフレットでは分からない学校の雰囲気などを体感するためです。
家から学校までの距離や先生や学校の雰囲気など、学校訪問してみると気になる部分がたくさん出てきます。
中学・高校と6年間お世話になる学校なので、子どもと一緒に見にいくことがおすすめです。
文化祭に参加するときの服装
「学校行事なので、普通の格好でいいよ」と、中学受験済みの先輩ママさん達に言われました。
子どもは、小学校に行くような服装です。
私もニットのアンサンブルにズボンというスタイル、主人もボタンダウンにズボンに落ち着きました。
学校に入ると人込みで暑いこともあり、脱ぎ着がしやすい洋服と歩きやすい靴が良かったです。
文化祭に参加するときにチェック項目を決めておく
文化祭に参加するにあたり見るポイントを決めておくと、志望校を決める際に役立ちます。
例として、ざっくりとしたチェックリストを以下のように作ります。
- 家から学校までの距離
- 学食(食堂)
- 部活
- 学校の雰囲気
1校見学すると、自分にとって気になる点が出てくるのでチェック項目を足していくイメージです。
我が家のチェック項目
中学校の文化祭を見学した際のチェック項目を、大まかにあげてみました。(我が家の場合)
こんなにたくさんあるの?と思うかもしれませんが、箇条書きにすると多く見えるだけだと思います。
家から学校まで
- 家から学校までの距離
- 学校までの路線
- 学校の最寄り駅
- 通学路になにがあるか
学校内
- 中学校の雰囲気
- 先生の様子
- 生徒の様子
- 保護者の雰囲気
- 学食の利用のしやすさ、おいしさ
- 売店に何が売っているか
- 子どもに興味のある部活動があるか
- 展示物
実際に文化祭を見学した際に、我が家がチェックしていた内容を細かく
家から学校まで
私が学生生活の時に家から学校までの通学が大変だったことを踏まえて、子どもの通学はなるべく家から近い学校がいいのではと思っていました。
- 家から学校まで通学時間が1時間程度の学校
- 乗り換えをするなら1回程度
- 学校の最寄り駅から学校までの距離も、バスなどを使わずに歩いていける
- 地震や災害が起きた時に迎えに行くことができる
たくさんの学校を見学するにつれ、妥協点なども見えてくるようになりました。
乗換駅や最寄り駅などの利便性、部活など帰りが遅くなった時に安心して歩ける通学路なのか、なども気にして探すようになりました。
学校内
いろいろな学校を見ているうちに、チェックしていた項目は以下のようなものでした。
中学校の雰囲気
私的に、かなり重要な部分を占める学校の印象です。
学校見学が終わったあと、子どもに感想を聞くと「この学校は絶対に通わない」と言い切る学校もありました。
このような学校の場合、年齢が上がっても通いたいと思うことは無いので志望校から外すということがすんなりとできました。
学校のカリキュラムがよくても、子ども自身「自分に合わない」と思ったら6年間通学できるかどうかは難しいです。
「この学校は楽しそう、合っているかも」と思える学校は、毎年文化祭に通っても変わることがありませんでした。
偏差値などを気にせず子どもに合う(合わない)学校を知ることができるのは、低学年から文化祭に行くメリットです。
先生の様子
どんなふうに生徒に接しているのかが分かります。
来訪者とすれ違った時に挨拶をする学校、知らん顔をする学校など。
挨拶が聞こえなかったのかもしれませんが、その時の状況を考えると「これはどうなの?」と思ってしまいました。
生徒の様子
文化祭などは先生の目が届かない部分がたくさんあります。
その時にどんな風に学校生活をしているのか、垣間見えるところがあります。
学校内で困っていると、声をかけてくれる生徒がいる学校などさまざまです。
自分の子が学校に入学したときの姿などが、想像できるのではないでしょうか。
保護者の雰囲気
保護者の雰囲気から、学校の様子が垣間見える場合があります。
洋服、言葉遣いなど、いろいろな場面で感じることができます。
幼稚園や小学校からある学校に見学に行くと、「この学校になじめるかな、大丈夫かな」と気になる人もいます。(その学校の小学生が保護者と共に文化祭を見学に来ていることもあります)
文化祭ではPTA活動の有無や、どれぐらい力を入れているのか、同好会の有無なども知ることができます。
例えば、PTA主催のバサ―がある、PTAのコーラス部があるなど。
この部分は学校説明会などでは先生がお話する部分ではないので、文化祭に行ってみないと分からないところでもあります。
展示物
部活動の展示物なども含め、展示物がある教室は見るようにしていました。
各学年の作成物や夏休みの宿題など、いろいろなものが展示してあります。
修学旅行、郊外活動の発表の展示物などは、学校の様子を知るには役立ちます。
学食の利用のしやすさ、おいしさ
全ての学校に学食があるわけではありません。
学食がある場合には、なるべく食べるようにしていました。
単純に中学校見学中にお昼の時間になったので食べるという感じでしたが、どの中学校も「激混み」です。
運よく食べることができた学食は、すべておいしかったのが印象に残っています。
洋食が多い、おやつが充実している、日替わり定食がある、丼物があるなど学校によって内容はさまざまです。
売店に何が売っているか
学食が無い学校の場合、売店でパンやおにぎりなど食べるものが売っている学校もありました。
中には学用品以外は売っていない、売店が無いというところもあります。
などは飲み物が欲しい場合もありますから、学校内にある自販機には何があるかなど、チェックするといいかもしれません。
子どもに興味のある部活動があるか
我が家の場合、理科実験教室に通うようになってから理科が好きになりました。
理科部なら実験できる?
理科実験に興味があったので、理科部には必ず行くようにしていました。
ちなみに、我が家が参加した学校の理科部では展示パターンとして4つに分かれていました。
- 解剖をしている学校
- 一緒に実験させてくれる学校
- 目の前で実験してくれる学校
- 展示のみ
解剖をしている学校
解剖をする学校はとても少ないです。
解剖とはいっても、アジ・イカ、など大人からするとよく見る食材?!ばかりでした。
1校だけですが大人の手と同じか、それ以上の大きさの亀(駆除したもの)を解剖した学校がありました。
体内から卵が出てきたのでビックリ!さすがに珍しいので、解剖を見る人が多かったです。
一緒に実験させてくれる学校
実験させてくれる(参加型)場合、どの学校も内容は同じようなものでした。
スライム作り、葉脈標本を作ってしおりを作るなど。
体験してみたい人が多いので、参加したい場合は激戦となる場合があります。
文化祭では定番の実験内容なのか、毎年同じ内容のものを行う学校もあります。
いろいろな学校で同じ内容のものを行うので、どこかで体験できる機会がありますよ。
目の前で実験してくれる学校
炎色反応の実験、液体窒素を使って物が凍る実験などを行っていました。
理科実験教室では、子ども自身が実際に行う内容です。
塾の理科のテキストでも出てくる内容なので、見ると理解度が上がるかもしれません。
展示のみ
展示のみの学校でも、展示物について説明をしてくれる学校もあります。
私も説明を聞いたことがありますが、分かりやすく説明をしてくれる生徒さんでした。
予約が大変な学校(校内)見学ツアー
文化祭では「学校(校内)見学ツアー」を開催している学校もあります。
在校生が参加者に、学校内を30分程度の時間歩いて説明を行うものです。
このツアーはとても人気があるので、参加するのは至難の業。
効率よく校内を見て回れるので参加する価値ありです。
説明内には学校説明会などでは説明されないことも多く聞くことができます。
「在校生はこう思っているのね」ということを知ることもできますよ。
先生と生徒とが考える「自分の学校の特徴(推し部分)」が異なったりすることが分かるのも、見学ツアーならではかもしれません。
中学入試相談コーナーが穴場
中学校の文化祭の時に併設される「入試相談コーナー」は、利用している人がほとんどいません。
「私立中学合同説明会」「進学相談会」にときのように「人が多くて聞けなかった」という事態にはなりません。
基本的に中学校の行事はその学校を認知し、興味のある人しか来校しません。「合同説明会・進学相談会」のように「あ、ちょっと気になるから学校の事を聞いてみよう」という軽い気持ちの人はほぼいません。また、行事を見ることに気持ちが集中してしまうので入試相談コーナーを利用する人のが限られるのだと思います。
相談したいことがあれば、中学入試相談コーナーを利用するのがおすすめです。
私は文化祭の入相談コーナーを利用して質問しています。
どんなに些細なことでも入試担当の先生が答えてくれましたよ。
私が中学入試相談コーナーで質問した項目などはこちら↓
中学校の文化祭を見学した後には何をする?
中高一貫校の文化祭は、中学、高校の文化祭の両方を見ることができる学校が多いので、たくさんの情報を得ることができます。
文化祭に参加した後に我が家が行ったのは、こちらの2つ。
学校の印象を話し合う
子ども、主人、私の3人でその学校の印象を話し合いました。
話し合うというと大袈裟ですが、文化祭の見学が終わった後「楽しかったね~、どうだった?」といって、その時の印象を話していました。
3人とも見る視点が違うので楽しかったですよ。例えば、
学校の門から教室まで距離がある、走っても遅刻するね。大丈夫?
あの学校の自販機にアイスがあったよ。学食は種類が少ないなぁ。
購買にパンとかおにぎりとか売ってる、お弁当を作れない日があっても安心。
プールがなかったよ、水泳の授業は無いね、やったー!
この学校嫌いだな。
子どもが「ここは合わない」と判断する学校もたくさんありました。
パンフレットを見るだけでは雰囲気などが分かりません。
実際に学校に行って体感することで、文化祭を楽しみながら知ることができました。
メモを残す
手帳でもスマホのメモ帳でも良いので残しておくと、志望校を決める時に役に立ちますよ。
家族で話した内容もメモに残すと、あとから「どうだったかな?」ということが防げますよ。
中学受験専用の手帳などを利用してもいいですね。
詳しくはこちら↓
まとめ:中学の文化祭見学は、低学年から行くのがおすすめ
我が家が低学年~6年生までの、中学校の文化祭を見学したときの流れは以下のような感じでした。
3年生~6年生までに行った中高一貫校の文化祭は、すべて子どもと私たち夫婦の3人で見学しています。
家から行ける範囲の中高一貫校の文化祭の見学をした
何校か見学に行くうちに、子どもに合う学校・合わない学校がなんとなく分かるようになる
1日に行くことができるのは1校~2校のペース
同日に開催している中学校が複数あると見学するのを諦めなければならないので、長期間に渡り見学する期間をもつことで時間に余裕が持てるのはよかった
3年生の時に気に入った学校は、4年生でも再度見学する
気になった学校を再度見学してみる
この時点で行きたい学校が決まり、やっと学校の偏差値を意識するようになった
志望校を決める際には、メモしていたことが役に立った
志望校や併願校が決まっている状態なので、学校の雰囲気の確認と中学入試相談コーナーで相談することを主目的に参加する
6年生になってからは塾の授業・模試の日と重なることが多くなります。
通学する本人がじっくり文化祭を見る時間が無いので、低学年のうちから中高一貫校の文化祭に行くメリットは大きいと感じます。
塾で一緒だったお母さんの話では、文化祭に見学に行った時に在校生から「うちの学校においでよ」と言われて子どもがその気になり志望校になったという話を聞きました。在校生の言葉はすごいですね。
中学高校と6年間通う学校。
子どもも親も入った中高一貫校を探すためにも、文化祭はなるべく早く参加するのがおすすめです。
文化祭のほかにオープンキャンパスで学校見学をすることもできます。
オープンキャンパスでは授業体験やクラブ(部活)体験ができる学校もありますよ。
我が家の体験談はこちら↓
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